数日前からよく耳にするようになった『Fiona（フィオナ）』。これハリケーンの名前なんですけどね。どうやらこの Fiona がこっちの方へ向かっているそう。日本も 9月って台風の時期だと思うけど、こちらも同様ハリケーンの時期、ってだけしか把握できてなかった私。台風もハリケーンも呼び方が違うだけで同じって知ってました？私は知りませんでした〜。

毎日のように明らかになるハリケーンの進行方向。あれ？こっちに来てる！！！スーパーではお客さんが色々と長期用に食料買い込んでるし！みなさん、冷凍庫を別にお持ちで、そこに冷凍食料品がいっぱい入っているんですよ、きっとね。それでもやっぱり冷凍庫に入れれるものが次々に売れていく。我が家には普通の冷蔵庫と冷凍庫が一緒になったやつしかないので、普通にお買い物して終了。あ、あとね、ハリケーン前に必ず空っぽになるコーナーがあるんです。それが・・・ビックリしないで下さいね。なんと、ポテトチップス！！！

Storm Chips って呼ばれてて、ストームやハリケーンが来る前にみんなして必ず買ってしまうポテトチップス。なんか可愛らしい。スクールバスの運転手さんなんかも、子供まってると、ドアが開き『ストームチップス買ったか〜い？』なんて聞かれるほど。ついつい、買っちゃうんです、これ不思議！だから『あるよ〜』って言えちゃうんです〜。すると、オッケー！みたいな回答が！

今回のハリケーンはあまり呑気なことを言ってる場合じゃない？！

地図上、わたしたちが住んでいるエリアを直撃はしないっぽいけど、ノバスコーシア州を襲った大きなハリケーンが過去に 2つあり、今回のはそれ以上、っていうから、まぁ不安。

• Hurricane Juan in 2003
• Hurricane Dorian in 2019

この 2つのハリケーンが襲った時、ジェームスはすでにカナダを離れていたみたいだけど、聞いたらそのダメージはすごく、今でも公園を歩いていると、その時に倒れてしまった大きな木の切り株をみるとその迫力の大きさはなんとなく伝わってくるほど。

ハリケーンが通過する時間帯は、金曜日の夜から土曜日の朝にかけて。停電になる可能性があります、っとニュースでも言ってたし、このエリアでも言われてたし、とにかく飲む水、を買って、後はじっくり待ってました。

通過するコース、がこちら。Atlantic Canada（カナダの大西洋側）とか Eastern Canada（カナダ東部）と言われているこのエリアに直撃予定。この 4つの州、わたしたちが住んでるノバスコーシア州、プリンスエドワード州、ニューフィンランド州、ニューブランズウィック州、が主に挙げられてました。

ノバスコーシア州もカナダでは小さい州だけど、面積にすると意外と大きく、わたしたちが住んでいる西側は直撃はしない模様。

直撃はしないみたい、っと安易なことを言ってたけど、空が・・・すっごい怪しい！！紫色をした空。まるで漫画の中で悪魔とかが現れてくる時のあんな色だった。外出たら、みんなの顔が紫色に見えたよ。やっぱり自然を甘くみてはいけませんね。

金曜日はこのアラームが携帯に送られてきました。準備という準備、はとにかく外にあるものを地下室に持っていったくらい。子供の自転車とかスクーター、作業に使ってたツールなど。

すっごい遠いわけでもないようで、ギリギリ枠外って感じ。やっぱり危ない地域ではある気がする〜！！

結局、金曜日の夜、ちょうどシャワー浴びて、寝ようかなぁ〜って頃に停電・・・『きた・・・』っと思ってたら『シャワー浴びようと思ったのに〜』っとジェームス。停電になる可能性あるって言ってたんだから、早めにシャワー浴びないと〜！！、っとシャワー浴び終わった私は偉そな態度。すると、『でも食器洗浄機のスイッチは入れて、スタートして、もう終わったから大丈夫』だそう。まぁ確かにそれはありがたい。明日綺麗な食器があるって分かってるだけでも安心。

最近ねぇ〜、夜冷えるんです。なので、停電になると、我が家はプロパンで家の中を温めるものの、そのコントロールするやつがオフになっちゃうので、家の中が一気に冷える！寝る時は暖かくして、寝れるかな？とかって思ってたけど、ぐっすり寝れました〜。アハ。笑

朝起きると、7歳児のヒロが慌てて『電気が・・・停電？！これ停電だよ、ダディー、マミー』っと走ってきた。分かってるよ、そうなの停電してるの。って言ったら、あぁ〜そうなんだ、っと理解したよう。まぁ慣れたもの。朝ご飯どうしよっかぁ、なんて言ってると、ピカピカピカ、っと電気がつき出した！電気戻ってきた〜！！！

すっごいラッキーだと思う。結局、このエリアは停電になったのは寝てる間のみ。朝から通常通りの生活を送ることができました〜。外を歩いてみたけれど、ダメージといえば、大きな木の枝がボキッと何本か折れてしまってたくらい。この木、とにかく被害に遭いやすい。。。冬の間も枝がボキボキ折れちゃって、ノバスコーシア電力の人がきて、枝を切ってくれたり、とにかく大きな木、なんだけどダメージ受けまくりのちょっとかわいそうな木、でもあり、早く元気になってねぇ〜、って見るたびに思っちゃう。

土曜日の夕方の空はまるで空が『もう大丈夫だからねぇ〜』っとでも言ってるかのよう。この日の空はピンク色してた。ホッとなる柔らかい色。昨日の怖〜い紫色の空とは全く違う空。

ただ、直撃したところは長期にわたり被害を受けているようで、停電も数日以上だそう。電柱が倒れたり、電柱に木が倒れたりしちゃっているところがいっぱい。ジェームスママのところは直撃した場所でもあるんですが、幸い停電もすぐ回復。家のダメージもなかったそう。ジェームスのお姉ちゃんが住んでいるところにも直撃、停電しているみたいで、ダメージがひどかったようでまだちゃんと連絡が取り合えていない状態。ニュースで見る映像もすごく、特にニューフィンランド州とプリンスエドワード州は海に囲まれているんですけどね、何メートルか土地が削られてしまったようで、海からのダメージも受けているみたい。

日本ではもうすぐ安倍元首相の国葬がありますよね？参加予定だったカナダのトルドー首相は急遽、不参加することにしたそう。首相も、政府にできることは全力でします〜的なスピーチしてました。

ニューフィンランド州の Port aux Basques（読み方わかりませ〜ん）もすごい被害に遭っていて、その光景がわかるニュースももしよかったらどうぞ

月曜日から学校に行ってる子供たち。ただ、ノバスコーシア州でも学校閉校になってるところがいっぱい。これは群で異なるんですけどね、普通に行けちゃってるこのエリアは本当にラッキーだと思う。まだまだ今でも回復作業や Clean up してる地域、本当に大変だと思います。亡くなった方もいられるようで、本当に甘くみてはいけないハリケーン。これでまだ終わったわけでもないし、もうハリケーンが来ませんように、っと思うのでありました。