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タイからカナダの永住権を申請<ファミリークラス>

長〜かったカナダの永住権の申請から取得までを簡単にでも記録に残しておこうと思います。2020年からコロナの影響を真正面から受けてしまい、申請する時点から途中も、そして最後まで色々と通常通りにはいかないんですけどね、でも大丈夫。少しづつ動いているから。って自分に言い聞かせてます。今回はブログにも記載するので、私と同じような立場にいる人に少しでも役に立ったらな、と思います。興味がある人も、こんな感じなんだ、って感じでみてやってください。



まず、カナダの永住権の申請なんですけどね、永住権といっても色々なクラスがあり、私の場合は、結婚した旦那さんがカナダ人だったので、<ファミリークラス>っというクラスでの申請になりました。ちなみに、ビザを代行でやってくれるエージェントを通してやることもできますが、申請書の内容とか見る限り、ファミリークラスは自分たちでもできる内容でしたよ。



永住権の申請!っといっても、まず申請する前に揃える書類がもっちろんあります。私たちが準備し出したのは2020年の1月くらいかな。日本人にとって一番やっかりなのが戸籍謄本。私が一番苦手なやつね。

  • 戸籍謄本
  • 改製原戸籍謄本

私はタイにいるので、日本にいるお母さんに「ごめんねぇ〜、忙しいのに」っとお願いして取ってもらったんです。この取得方法は皆さんがどこに戸籍を置いてるか、などで多少異なってくると思うので、市役所などで直接調べてくださいね。この2つを取得した後の問題が「IRCC公認の翻訳会社に英語に訳してもらうこと」なんです。実際に私は失敗した話があるので、ここで紹介。お母さんから、書類をタイに送ってもらった後、タイにある翻訳会社に英語への翻訳をお願いしたんです。公認翻訳サービスとかって書いてあったし、とりあえずメールでお願いして、お金も払って、そしたら・・・大失敗。内容間違いだらけ。もうね、呆れてしまうほどのミス。結局、お金も返ってこないし、約1ヶ月の時間ロス。なので、タイでの翻訳は絶対にお勧めしません。結局、私はネットで調べて、カナダが認めている日本人の翻訳者にお願いしたんです。彼女は今現在日本に滞在しているんですけどね、全部メールでやり取りして、最後の最後に原本を彼女の住所に郵送。翻訳してもらった内容は事前に確認してあったので、実際にその翻訳してもらった用紙と原本をくっつけて、またタイまで郵送してもらいました。仕事は早いし、内容もバッチリ、流石に慣れているようで、お願いする側も安心して依頼できたので、気持ちの部分だけでもやはり公認されている日本人翻訳者、へお願いするといいと思います。

Certified Translator (STIBC)

Rei Sato – Green
戸籍謄本: $106
改製原戸籍謄本: $100
送料: $27
合計: $232

翻訳料にかかった費用は全部で232ドル。


これが揃えば、あとは早い。ちなみに、永住権の申請にかかる費用は1,040ドル。支払いはオンラインのみ。

必要な書類と、ネットで記入した申請用紙、証明写真などを揃えてイミグレに郵送!っが、この時期コロナの影響で、郵便局に行ったら「カナダへはAirでは郵送できないので、船便になります」って。どんだけかかるの?って聞いたら、1ヶ月以上。あれ?確か、翻訳された書類とかもだけど、日本の戸籍謄本とかもできるだけ早くみてもらわないと。書類が古い、なんて言われたらまた取り直しじゃない?!調べると、DHLだったらAirで郵送できるっぽい!ってことで、DHLで送りました。書類送ってからのタイムラインをずらりと書いてみます。


カナダの永住権取得までの道のり

  • 2020年 4月9日(DHLで郵送): 永住権の申請書類を送った日
  • 2020年 4月13日: 書類がカナダ側に届いた日

    ** およそ8ヶ月間、何の連絡もなし **


  • 2020年 12月4日: カナダ側より「申請開始するので、システムに入ってますよ」の連絡
  • 2020年 12月7日:タイの警察証明証を取ってきて下さい、のメールがくる
  • 2020年 12月7日: タイの警察証明証の発行を申請(100バーツ)←バンコクの Royal Thai Police でやってくれます
  • 2020年 12月30日: タイの警察証明証の受け取り
  • 2020年 12月30日: 警察証明証をスキャンして、カナダのイミグレにオンラインで送信
  • 2021年 2月3日: カナダ側よりジェームスのスポンサー承認のお知らせが郵送で送られてきた
  • 2021年 2月4日: 私の警察証明証が無事に届いたのメールがくる
  • 2021年 2月26日: 健康診断を受けてください、のメールが届く
  • 2021年 3月2日: 健康診断をバンコク病院で受ける(認められている医師はバンコクだと数人)費用5,900バーツ
  • 2021年 3月2日: 健康診断の結果は医師がカナダ側に送信
  • 2021年 3月4日: バイオメトリクス(指紋認証)を取ってください、のお知らせが来る
  • 2021年 3月4日: バイオメトリクス(指紋認証)の手続きにかかる費用の支払いをオンラインで済ませる(85ドル)
  • 2021年 3月4日: 日本の無犯罪証明書を取ってください、のメールが届く
  • 2021年 3月8日: 在タイ日本大使館で無犯罪証明書の発行を申請(無料)
  • 2021年 3月9日: ジェームスは追加書類を要求される。これ内容は最初に提出したのと同じだったけど、再確認ってこと?
  • 2021年 3月18日: バイオメトリクス(指紋認証)をバンコクのビザセンターで取ってきて下さい、のお知らせが来る
  • 2021年 3月19日: バイオメトリクス(指紋認証)をVFSに出向いて申請。指紋証明はVFSがカナダのイミグレに送信
  • 2021年 4月22日: 日本大使館から「無犯罪証明書を取りに来て下さい」の電話をもらう
  • 2021年 4月23日: 日本大使館に無犯罪証明書を取りに行く。この日にスキャンして、シンガポールにあるカナダのイミグレに送信。 *無犯罪証明書は「開けたら無効になる」って書いてあるんですけどね、私たちはこの封筒あけて、スキャンしたんです。でも無事でした。
  • 2021年 5月10日: 『Your application is approved』(永住権取れました)のメールが届く!!!
  • 2021年 5月12日: パスポートと必要な書類をバンコクのVFSにEMSで郵送。
  • 2021年 5月20日: パスポートが郵送され、返ってきました!この時、COPR (Confirmation Of Permanent Resident) も一緒に同封されてくるんですけど、カナダに入国する時に見せるもの、なので、これすっごい大事!!



申請した2020年はコロナで世界中が混乱状態に。カナダからも8ヶ月何の連絡もなく「もうダメかな」と思っていたんです。タイミング悪いよね、なんて言いながら、最悪カナダに入れるようになってから移住。永住権はカナダ国内からまた申請するか、ってとこまで考えてたけど、12月に連絡が来て、そこからが早かった。通常だったら取得まで1年ほど。取得できるまでどのくらい時間かかるんだろう、って思っていたけど、まぁ頻繁に、あれを取ってきて、のお知らせメールが頻繁に届く!!一番時間かかったので、日本からの無犯罪証明書。日本国内にいれば、すぐに発行してもらえるものだけど、私は日本には帰れないし、ってことでタイにある日本大使館にお手伝いしてもらい、申請したんです。大使館の人からも「最大2ヶ月かかる」っと言われ、ここで2ヶ月はでかいな、って思っていたら2ヶ月になる前に連絡が来たのでホッとしたのは言うまでもなく。あと、カナダのイミグレのシステムで「永住権の承認になるまであと何%」とかって確認できるページがあるんですけどね(それが下記の写真)、ある日メールで「だいぶ遅れそうなので、このグラフは削除します」みたいなメールが来てビックリ。一体どんだけ遅れるの!?!?!?!?なんて思っていたけど、今こうやってみると、申請してから承認されるまで、1年と1ヶ月。




これで我が家もカナダに移住できる!!


っと思ったのもつかの間、引越しさきのノバスコーシア州がロックダウンに。カナダは州によって規制が変わってくるので、私はノバスコーシアの規制に従わないといけないんです。この州がまたすっごい保守的で、厳しい〜!!カナダの中でも二番目に小さい州、って言ってもその広さは九州と同じくらい。1日の感染者も一桁だったり、昨日は14人とかだったけど、まだまだ国境を開けるつもりはないっぽい。必要書類揃っていても、コロナの影響で移住できない我が家。こればっかりはどうしようもないので、今は入れる日を夢みて、首をなが〜くして待っている、これが現実、そして我が家の近況です〜。



とにかく、書類が揃っているので、いつかは動けるはず。あまり深いことは考えないようにしまぁ〜す。せっかくだから「タイ国内で最後の旅行でもするかな?!」なんて勝手に想像している今日この頃。

emi

* プロフィール *

2014年8月:婚約・入籍
2015年3月:ヒロ 誕生
2016年6月:マヤ 誕生
2021年8月:カナダに移住
2021年12月:田舎に引越し

旦那ジェームスはカナダ人。優しくて面白くて真面目だけどユーモアた〜っぷり。

2021年に長年いたバンコクにさようなら。カナダの東部ノバスコーシア州に移住。年子の子供たちは、黄色のスクールバスに乗って学校に通ってま〜す。

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