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スイスのサンタさんは怖い?!

”スイスのサンタクロースいわゆる聖ニコラウスは、12月6日の聖ニコラウスの日に来るとされるが、この日は悪い子を懲らしめるため、従者が鞭(むち)を持ってやって来る怖い日と言い伝えられる。”

Reference: Swissinfo.ch



ことの始まりは、近所に住んでいるスイス人一家から「サンタさんがうちに来るから家族揃ってきてね」っと招待をしてもらったんです。嬉しい〜、この時点でスイスのサンタさんのことを知る余地は全くなし。とにかく子供たちがサンタさんに会える、っとまぁこのくらいの解釈。


スイスではサンタさん(聖ニコラス)が来るのは12月6日。そっか、25日ではないわけね。確かオランダとかドイツもそうだった気が?


そして、お友達に「事前にヒロとマヤが今年頑張ったこと、来年もっと頑張らないといけないこと、メールで送ってね」と言われてたんです。どうやら、スイスのサンタさんに色々と言われるらしい。「なるほど」っと思い、ジェームスと2人で夜に文章作成。ちゃんとメールしましたよ。単純な私たちは『なんか楽しみだねぇ』くらい。



ある日、このスイス人一家と違う用事で会うことがあったんです。この時にスイス人の旦那さんとジェームスが話している内容聞いて思った。


スイスのサンタさんはちょっと違うぞ!!っと。



会話の内容はというと、「子供の頃サンタさんのことどう思ってた?」っと聞かれたジェームス。

James: It was magical.
Swiss: Really? I was scared!!


ジェームス、びっくり。え??怖がってたの?カナダで育ったジェームスからすると、サンタさんはプレゼントを持ってきてくれて、一年の中でも一番大事なイベント。ウキウキして眠れないほど。プレゼント何が欲しいかなぁ〜、とかって考えるのも楽しかったそう。わかる、わかる!!



が、スイスでは違うんですねぇ。悪いことしたら、森に連れて行かれる、とも言ってました!!とにかく子供たちはサンタさんのことを恐れているらしい。


あと、違いがいくつかあって、それも面白かった。


いきなりですが、ここでクイズ!!

『サンタさんはどこから来る?』


私はフィンランドにちょっとだけ住んでいたせいで、ついつい『フィランドのローバニエミだよ!』っというと、カナダ代表『もちろん North Pole(北極)じゃないの?』っていう。スイス人はというと、『森だよ、森!』っとまぁ色々な文化が混ざっているのが面白いものの、育ってる環境違うから、たまに『そうなの?』っと思わされることがあるんです。スイスのサンタさんは、森からロバと来る、らしいです。ここも、トナカイ、ではないんですねぇ。



待ちに待ったサンタさんがやってくる12月6日。



日が落ちてからしか来ない、らしく、6時過ぎにお邪魔しました。この景色は素敵〜。



オレンジとナッツ他種、は必須らしい。あとクッキーね。



このパンみたいなのは、普通だったらサンタさんからもらう袋の中に入っているもの。だけど今回は遠いところからきてるからママが手伝ったの、ってことにしてました。食べたけど、これ美味しかった〜!



お!!ベルの音が!!サンタさん登場!!椅子に座って、子供たち1人1人に話しかけてくれます。この持ってる本を読みながらね。この大きな袋の中に子供用の小さい袋が入ってて、中はナッツ系、オレンジ、あと小さいおもちゃ、が入ってました。ちなみに、足近くにあるホウキのようなもの、これで怒られることもあるので、ちゃんとしましょう。



事前にメールしておいた文章がちゃんと貼ってある。これを読み上げる、のではなく、子供と会話をしつつ書かれてる内容を話してくれたんです。子供たちは緊張のあまり、デレデレなったり、恥ずかしかったのかな。そして、3家族、家で話す言葉が違うので、スイスドイツ語、ドイツ語、英語、を使い分けてくれた非常に優しいサンタさん。すごい緊張してた子供たちも、サンタさんから袋もらって嬉しそう。



大人はというと、作ってくれたホットワイン(Gluhwein, Mulled Wine)飲んで、気分はもうクリスマス。家に入った瞬間にあの香りが。友達は『簡単に作れるわよ〜』って言ってたけど、私にはどう見ても簡単、には見えない。飲むのは大好きなので、美味しくいただきました。お酒を飲まないジェームスも、楽しそうに味見してた。



子供にとって素敵な1日になったけど、私は誰よりも楽しんだ気がします。バンコクにいながらにして、スイスの文化にちょっと触れることができ、ホットワイン飲みながら、自分が子供の頃、の話なんかを聞いてるのは本当に楽しかった〜。準備しなきゃいけないお友達は本当に大変だったと思う。そんな彼女は最高の笑顔で迎えてくれて、暖かさを感じたなぁ。家に帰ってきて、子供たちはすぐ寝たけれど、私とジュームスは「今日楽しかったよねぇ〜」っと何度言ったことか。一生忘れないイベントになりました。




次の週。友達だけでクリスマスディナーをしたんです。みんな女の子〜。この日は、各自料理を一品、ドリンク1本持ってくること。あと、シークレットサンタをするので、500バーツ分のプレゼントも持ってきて、って内容だったんです。これまた近所に住んでいるお友達で歩いて行ける距離。これ嬉しい!!


セッティングが美しい〜!



プレゼントはツリーの下に。っというツリーがまた可愛い。



みんなが持ってきた料理を並べると、なんだかさらに素敵〜!!



実はここでも手作りのホットワインをいただきました(写真ない〜)。あぁ幸せ。クリスマスな感じがすごくする!!手作りだから、味もこの前飲んだのとちょっと違う。温かいワインってなんだかホッとする。とか言って、まぁいい感じに酔っ払ったけど、でも私はすっごく楽しかった。



シークレットサンタのプレゼント。結局、この後ゲームをして、私はこれではないプレゼントをもらったんです。しかも、私が狙ってたやつ。ついてるわぁ。



そんなこんなで毎週楽しいイベントがあって、いっぱい笑って、いっぱいホットワイン飲んで、文句なしのこれまた思い出に残るバンコクライフになりました。こうやって私が楽しんでいる間、ジェームスは子供たちと遊んで、ご飯して、お風呂して、歯磨きして、ちゃ〜んとやってくれるから本当に感謝。嫌な顔ひとつせず「楽しんでおいで〜」っと笑顔で見送ってくれるんです。酔っ払って帰ってきても「どうだった?楽しかった?」っと必ず聞いてくれる。その後、私の必要以上にダラダラと長い会話も我慢強く聞いてくれる。本当に頼りになる旦那さんだわ。← すごく感謝しています。

emi

* プロフィール *

2014年8月:婚約・入籍
2015年3月:ヒロ 誕生
2016年6月:マヤ 誕生
2021年8月:カナダに移住
2021年12月:田舎に引越し

旦那ジェームスはカナダ人。優しくて面白くて真面目だけどユーモアた〜っぷり。

2021年に長年いたバンコクにさようなら。カナダの東部ノバスコーシア州に移住。年子の子供たちは、黄色のスクールバスに乗って学校に通ってま〜す。

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